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第九をテーマにした壮大な壁画 ベートーヴェン・フリーズを体感しよう! 第九をテーマにした壮大な壁画 ベートーヴェン・フリーズを体感しよう!

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クリムトが40歳の頃に手掛けた大作
《ベートーヴェン・フリーズ》。
展覧会では全長34メートルを超える
壁画の精巧な複製で、
壁画のある分離派会館の展示を再現します。
この展覧会の見どころの一部を、
一足先に3DCGを交えてご紹介いたします。

3DCGで見るベートーヴェン・フリーズ

※動画はウィーンにある現在の分離派会館の展示をCGで再現しています。

《ベートーヴェン・フリーズ》とは

1902年にクリムトが制作した壁画で、音楽家ベートーヴェンを称える展覧会「第14回分離派展」で展示されました。交響曲第9番をテーマに、黄金の甲冑で武装した騎士が幸福を求めて敵に向かい、楽園にたどり着くまでの旅路が絵巻物のように展開します。輝きのなかに歓喜を表現したフリーズは、まさに「黄金様式」の時代を代表する傑作です。

1902年の第14回ウィーン分離派展会場風景 © 2017 Österreichische Nationalbibliothek 1902年の第14回ウィーン分離派展会場風景
© 2017 Österreichische Nationalbibliothek
1902年の第14回ウィーン分離派展会場風景 © 2017 Österreichische Nationalbibliothek 1902年の第14回ウィーン分離派展会場風景
© 2017 Österreichische Nationalbibliothek

分離派と分離派会館

1897年、当時のウィーンの画壇から独立、分離する形で、クリムトが会長となって立ち上げた芸術家組織。コロマン·モーザーやヨーゼフ·ホフマンらが集って新たな芸術を模索、翌年に建設した分離派会館(セセッシオン)で実験的な展覧会「ウィーン分離派展」を繰り返し開催しました。

分離派会館 今も残る分離派会館 © Robert Newald
クリムトと分離派の仲間たち © 2017 Österreichische Nationalbibliothek クリムトと分離派の仲間たち © 2017 Österreichische Nationalbibliothek

フリーズここに注目!貴石などが埋め込まれた細部

Feature01 © Robert Newald
Feature02 © Robert Newald

クリムトは漆喰を施した壁面に
絵具で絵を描いただけでなく、
金箔や貝殻の真珠母貝、ガラス、
貴石などさまざまな素材を埋め込んでいます。
壁画は1902年の展覧会の後に
解体される予定でしたが、
収集家に買い取られ、
今では分離派会館の地下に展示されています。
本展出品の複製は1984年に
フリーズが修復された際に
オーストリア政府によって制作されたもので、
細部に至るまでオリジナル作品に
忠実に再現されています。

フリーズの物語

©Belvedere, Vienna
STORY 1

黄金の騎士

「甲冑をまとう強者」=黄金の騎士が描かれています。騎士の左脇には、苦しむ人間たちがひざまずき、正面の壁に描かれた「敵対する力」と戦うことを懇願しています。騎士はクリムト自身の分身とも言われています。

©Belvedere, Vienna
STORY 2

敵対する力

巨人テュフォンとその娘たちゴルゴン三姉妹、「病」、「狂気」、「死」、「肉欲」、「淫蕩」、「不節制」、「激しい苦悩」の擬人像が描かれています。自身の作品に対する批判や、女性関係に苦しんでいたクリムト自身の苦悩も反映されているとも考えられます。

©Belvedere, Vienna
STORY 3

歓喜の歌

物語はベートーヴェンの交響曲でも有名なシラーの詩「歓喜の歌」を歌う天使たちで締めくくられます。抱擁する恋人たちは幸福の成就を表し、シラーの詩の一節「この接吻を全世界に!」を表しています。

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